今回は、名前を聞いただけではよくわからない化粧品成分を解説していきます!

 

「オリゴペプチド-24」という具体名を聞いても「???」となる方も多いのではないでしょうか。

 

このオリゴペプチド-24という成分は、

肌細胞を活性化させて修復を促したりターンオーバーを活性化する効果が期待できます。

「EGF」と同じような働きをすることでも知られています。

「EGF」はノーベル賞受賞成分!などという広告を見かけたこともありますが、本当なのでしょうか。

 

なんかすごそうだけど何がすごいの?

を調べたのでまとめます!

 

オリゴペプチド-24とは?

オリゴペプチド-24は、「EGF様ペプチド」と言われます。

これは、「EGF」という成分と同じような働きをするペプチド、という意味です。

「EGF」という成分の代わりに配合されている、と思っていただいて差し支えありません。

 

まずこの「EGF」って何ぞや?というところからお話していきます。

 

EGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)とは

Epidermal Growth Factor、カタカナ読みするなら「エパァダ―マァル グロウスファクター」でしょうか。

日本語にすると上皮成長因子です。

 

上皮細胞とは、表皮(お肌の一番表面)を含むお肌の細胞のことを指します。

 

その上皮細胞の成長にかかわる成分、という意味合いのネーミングと思えばわかりやすいかと思います。

 

 

上皮の再生にかかわるEGF(上皮成長因子)は、やけどや傷の治療など、肌の再生医療で使われました。

新しい皮膚細胞を再生したり、ダメージの修復を促進する効果があります。

 

細胞を促進するということ。

新陳代謝が活発になればシミはもちろん、シワやたるみなんかにも効果が出ますね。

 

このEGFは加齢とともに失われていきます。

新陳代謝に欠かせない成長ホルモンも、加齢とともに失われていきます。

しかしEGFを補ってやれば、成長ホルモンを活性化させる作用があるため、

お肌をの再生力を高めたり、ターンオーバーの促進など、お肌を若々しく保つ効果が見込めるというわけです。

 

 

 

EGFはノーベル賞を受賞した成分?

EGFは、アメリカの生化学者スタンリー・コーエン博士が1962年に発見した物質です。

 

スタンリー・コーエン博士は1986年、イタリアの神経学者リータ・レーヴィ=モンタルチーニ博士とともに、

このEGFと神経成長因子の発見の功績でノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

 

「成分」はノーベル賞を受賞できない

注意しなければならないのは、「EGF」のアンチエイジング効果がすごいからノーベル賞を受賞したわけではない、ということ。

ノーベル賞は人や団体に贈られるものであって、成分そのものに受賞資格はありません。

受賞したのはあくまでスタンリー・コーエン博士です。

 

ノーベル賞受賞の理由は、「『成長因子』の発見」が研究や臨床のために大きな意義のあることだったからです。

 

なので、「ノーベル賞受賞成分『EGF』を配合!」なんてキャッチコピーはおかしいです。

個人で勝手に言っているならともかく、化粧品メーカーや販売者が言っていたらちょっとアウトです。

 

もしそういうのを見つけたら、「それは意味違うんだけどなぁ・・」と思って冷めた目で距離を置いたほうがいいでしょう。

悪意はないのかもしれませんが、正確でないのはちょっと、ね・・・・。

 

 

EGFとFGFは違う

似たような効果を期待される成分で、FGF(線維芽細胞成長因子、fibroblast growth factor)というものもあります。

こちらは全然違う物質です。

EGFが表皮=肌の表面に近いほうに作用するのに対し、FGFは真皮=肌の奥のほうに作用する、という違いがあります。

どちらもアンチエイジングの効果があるといわれますが、それぞれ作用する仕組みは違います。

 

EGFは危険性も指摘されている?

そんなEGFですが、様々な問題点もあります。

医薬品の扱いにすべき議論がある

EGFはその働きによりもっぱら医薬品の扱いだとされ、健康食品に入れることはできなくなりました。

 

平成27年12月28日付の厚生労働省による通知(薬生発1228第4号)「医薬品の範囲に関する基準の一部改正について」

の中に、原材料「hEGF」(EGFのことです)を、「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」に追加した、という胸が記載されています。

 

つまり、

「EGFは医薬品ってことにするから、EGFは医薬品にしか入れちゃだめだよ。

EGF入れるなら医薬品として認可をとってね。

ただし健康食品とか口から入れるものの場合ね。

化粧品成分としても医薬品にするかどうかはとりあえず保留だけど、

とりあえず医薬品を超えないような配合にしてね」

ということです。

 

危険性の指摘がある

具体的な危険性のデータがあるわけでなく、あくまでそう言っている人がいる、というレベルですが、

  • 医薬品とされるくらい強い効果があるのであれば、当然何かしらの副作用があるのではないか?

などの指摘もあるようです。

これに関しては現時点では具体的なデータがないのでよくわからない、というのが現状です。

 

オリゴペプチド-24、EDP3は、EGFをもとにして作られた成分

オリゴペプチド-24はEGF様成分として開発され、加齢とともに減少するEGFを引き出す成分としてつくられました。

EGFの安全性などの問題から、EGF様成分(EGFと同じ働きをする成分)として配合されることが多いです。

 

先ほどご説明した通り、EGFはお肌のターンオーバーを促進させる成分でした。

このオリゴペプチド-24も、同じ作用があります。

 

ターンオーバーを促進することはシミだけでなく、お肌のシワやハリ対策にも有効ですね。

お肌の健康はターンオーバーによって保たれていますからね。

 

 

まとめ

オリゴペプチド-24は、EGF、上皮成長因子と同じ働きをしてお肌のターンオーバーを促進してくれることが期待できる成分だということがわかりました。

美白有効成分ではありませんが、シミの改善にはターンオーバーの促進が有効ですので、間接的にシミにも効果が期待できそうですね。